岡保まちづくり委員会の環境部会・メンバー6名で富山県黒部市で開催された第2回全国小水力発電サミットin黒部に参加してきました。
東日本大震災がもたらしたエネルギー政策の見直しや地球温暖化をはじめとする環境問題から再生可能エネルギーが注目されているなか、岡保地区でも取り組めるかもしれないということで、勉強、情報収集ののために参加しました。 小水力発電とは、小規模な流水を利用することで貯水設備の設置による環境破壊が小さいこと。高低差の大きい地形のほか上下水道や農業用水路などに設置できるため比較的容易に取り組めます。自作で用水路や小川に設置しているケースも見られます。(利水の問題や権利問題に注意が必要です。)
水の力は、単純に水量×高低差のエネルギー量に大きく関係しておりそのエネルギーをいかに効率よく電気に換えるかが問題となってきます。なかなか十分な投資効果は見られていないようですが、小水力発電施設をつくり子供たちに環境教育の場にしたり、作った電気を農作物の生産加工に利用することで、自然にやさしい農産物をPRする事が現段階での身近な利用方法ではないかとの事でした。今後の研究や施設の充実により低コストでの電力供給が可能となるかもしれません。
自然エネルギーを使った一人用電気自動車や10人乗り電気バスの紹介もされていました。すでに宇奈月温泉や群馬県桐生市で運用を計画中とのことでした。福井の中心市街地、特に西武前から北の庄通り、駅西を時速20キロ未満でゆっくり回るだけでもお買い物の足として使えないかな?
福井は小水力発電や電気自動車への関心が低いように思いますが・・・。