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野田首相「事故収束」宣言について

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野田佳彦首相は、16日の記者会見で東京電力福島第1原発事故収束に向けた「ステップ2」完了を「事故そのものが収束に至った」と強調した。
しかし、未だに格納容器からの放射性物質の漏洩が続いている事、タービン建屋地下の汚染水対策や海への流出、溶けた燃料が格納容器底のコンクリートを浸食し、外殻に当たる鋼鉄の板まで37センチメートルまで迫っている事を考えますと、野田首相の原発事故の早期収束に対する認識が問われると思います。国家・国民の為ではなく野田政権の政治的パフォーマンスとしか思えません。
支持率、政権浮揚、党勢拡大が目的ではなく、原発事故で苦しんでいる国家・国民の為に尽くし、原発事故の早期収束に取り組む具体的な戦略を国民に示し早急に実施する事が第一であり重要だと考えます。
その結果が国民の支持が得られ政権の浮揚に繋がると思います。
このままであれば、戦略なき原発事故対策で益々国民が苦しみ国内はもとより国際的にも信頼を失ってしまうと危惧致します。

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