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最終処分場

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 福井市の東山クリーンセンターでは震災ガレキの受け入れはできなのか? 市長や市担当は、周辺住民、関係者の同意を得たうえで表明するが、燃焼灰を処分している最終処分場と立地自治体が難色を示しているとの説明でした。今回群馬県にある最終処分場を視察し、単純に処分場や周辺住民が、放射物質を恐れているからというのではなく、国レベルでの最終処分の現状と今後の対策が遅れているところに関連していることを知りました。

 「震災ガレキの最終処分を受け入れたいところだが、震災以降、関東地域では一般ゴミ自体の処分が滞っており、多くの自治体の焼却施設敷地内で野積みされているとのことです。最終処分場としても計画に基づいて各自治体と契約しており、計画以上の受け入れをしていくと新たな広大な処分場の確保が必要となります。」ということで、関東地方のゴミ処理でいっぱいといった話です。

 ゴミ焼却ばかり話題になりますが、実は燃やせないゴミの処分、混在しているガレキの処分場が足りないのです。

 震災ガレキについて各地で受け入れを検討されています。静岡県島田市では本格的な焼却処理が始まりましたが、ガレキにコンクリートが混入されていたとして中断するトラブルがありました。

試験的な焼却を反対する人達が焼却施設に大勢集まって、ガレキを積んだトラックを取り囲んでいるという報道も見かけます。

 

一方で、5月17日の毎日新聞では、≪川崎市の阿部市長が「国が調整した分は現地で処分できそうになった。今までのスキームでは進まない」と述べ、受け入れ対応を見直していることを明らかにする。阿部市長は全国に先駆け昨年4月にガレキ受入れを表明したが、「国の埋め立て基準を待っている」と具体的なスケジュールは示してこなかった。環境省は神奈川県に対し岩手県大船渡、陸前高田市の木くず12万1000トンの処理要請をしていたが、神奈川県と県内3政令都市は今年4月に大船渡市などを視察し川崎市は12万1000トンを引き受ける必要性はなくなったと判断。黒岩知事も「想像以上に処理が進んでいる。今後は被災地からの具体的な提案を待って判断したい」と話している。≫

このような混乱も国がはっきりしない為だと思います。


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