福井市の「地域コミュニティバス運行支援事業」について
これは地区住民、バス運行会社、福井市が一緒になって、地域の移動・交通ニーズに合わせたバスの運行を考えていくものです。地区内での運行協議会の設立、検討を経て試行運転へと進めていくもので、4月1日から3地区で試行運転が開始されました。福井市から年間800万円の支援を受けられますが、1便当たり3人の乗車がなければ廃止も検討されます。そのため、どれだけの人がバスを利用したいのか、利便性を高めるにはどうしたらよいか、十分に運行協議会で検討されないと試行運転までも進めない地区もあります。
これからも、どんどん少子高齢化が進む中、子供達の通学時の安全確保や、高齢者の買い物、通院、生活の足として地域交通を整備していくきます。本当に必要な形で整備していくには、バスにこだわらない、もっと小型の交通手段を検討する地域や、周辺地域との連携が必要な地域もでてきます。地域交通を通じた新しい生活スタイルを考え、提案することも必要と考えます。