福井市北部にある老人保健施設アルマ千寿にて消防訓練がありました。福井市に一台ある50mはしご車や特殊工作車などの消防車両
、救急車、ヘリと大がかりでした。
福井市消防局内各署では、春と夏に今回のような消防訓練を行っているそうです。最近、病院や高齢者福祉施設関連での火災が発生している事から今回は、この施設での訓練となったそうです。
早朝を想定した訓練では、隣接する病院と織物工場、運輸会社も連携する形で訓練が進められていました。火災建物からの避難者、けが人をトリアージ(負傷の程度によって選別)していく訓練、屋上からの救助訓練、ヘリでの救急搬送、放水訓練など短時間の中で多くの訓練が実施され、消防、施設職員ともにきびきび行動していました。
このような訓練があってこそ、反省点や改善点が見つかり、改善することができるのだと思います。先日の病院火災では防火扉が閉じなかったとの報道がありました。万が一のために日々の訓練が生きるのだと、見ていて感じました。
大規模施設にはスプリンクラー設備が設置され、小規模の施設でもスプリンクラーや警報機設備の整備が進んでいます。ただ、最近どんどん建設が進んでいる高齢者専用の賃貸住宅は、病院や福祉施設とは違った基準のようです。