平成25年12月11日召集
第4回棚倉町議会定例会提出議案町長説明要旨【全文】
本日、ここに平成25年第4回棚倉町議会定例会の開催にあたり、御出席を賜り心より惑謝を申し上げます。
さて、本定例会に提出いたします議案は、専決処分の報告1件、専決処分の報告及びその承認1件、平成25年度棚倉町一般会計及び特別会計補正予算に関する議案8件、条例の制憲義案1件、条例の一部改正議案7件、定住自立圏の形成に関する協定の締結議案1件、工事請負変更契約締結議案1件の総数20件であります。
議案の説明に先立ち、町政の状況について御報告申し上げます。
まず、山岡小学校の今後の方針についてでありますが、山岡小学校につきましては、他の学校同様に子どもたちを安全な施設の中で、安心して教育のできる環境を設定することが最優先であり、その方策として耐震補強改修工事を進めてまいります。小規模校のメリット、デメリットはありますが、小規模校ならではの特色ある学校づくりを日指すことも必要であり、将来統合した場合についても、施設の有効利用を検討してまいります。
次に、文化財保護事業として、調査を実施してまいりました平安時代の山林寺院跡である流廃寺跡が、11月15日に国の文化審議会から国指定史跡として指定するよう文部科大臣に答申されました。町としましては、国指定史跡として答申されたことは大変喜ばしいことであり、今後も重要な文化財として大切に保存していくとともに、観光資源としての活用も考えてまいります。
次に、10月17日横浜市で開催されました第21回全国女r.消防操法大会において、棚倉町消防団の女性班が県代表として出場し、素晴らしい操法を披露され、立派な成績を収められましたことは、大変喜ばしい限りであります。これもひとえに議員各位をはじめ、消防関係者、町民皆様の御支援御声援の賜物でありますので改めて、御礼を申し上げますとともに女性班の皆様におかれましては、この経験を生かし、今後の更なる御活躍を期待するところであります。
次に、報告第7号専決処分の報告についてでありますが、8月13日に発生いたしました町有小型ポンプ付積載車による物損事故に係る損害貝剖賞の額の決定及び和解について、専決処分したものであります。
次に、承認第6号専決処分の報告及びその承認についてでありますが、平成25年度棚倉町一般会計補正予算であり、歳入については、繰越金の増額補正であり、歳出については、文化センター合併処理浄化槽改修工事、農業用施設災害復旧費の増額補正であり、施設の老朽化や台風18号による災害復旧のための緊急的な補正であります。
次に、議案第65号平成25年度棚倉町~般会計補正予算についてでありますが、主な内容は、歳入については、町税、分担金及び負担金、県支出金、繰越金等の増額補正、地方交付税、諸収入、町債等の減額補正であり、歳出にっいては、民生費、農林水産業費、災害復旧費等の増額補正、衛生費、商工費、教育費等の減額補正のほか、当面する所要の経費の補正であります。
次に、議案第66号平成25年度棚倉町国民健康保険特別会計補正予算についてでありますが、主な内容は、現時点における医療費の動向を踏まえ、療養給付費及び高額療養費の増額とこれらに伴う国県支出金等の概算見込みによる増額補正であります。
次に、議案第67号平成25年度棚倉町介護保険特別会計補正予算についてであります
が、平成27年度から29年度までの3年間における第6期棚倉町介護保険事業計画策定に伴う日常生活圏ニーズ調査等の経費の増額補正であります。
次に、議案第68号平成25年度棚倉町簡易水道事業特別会計補正予算についてでありますが、公用車を更新するための車両購入等による増額補正であります。
次に、議案第69号平成25年度棚倉町公共下水道事業特別会計補正予算についてでありますが、業務委託費の減額、地方公共団体金融機構の特定被災地方公共団体支援事業による繰上償還を実施したことによる長期債償還利子の減額、及び仮置き汚泥処分費用の確定等による減額補正であります。
次に、議案第70号平成25年度棚倉町農業集落排水事業特別会計補正予算についてでありますが、歳入については、繰越金の増額により一般会計からの繰入金を減額し、歳出については、薬品や光熱水費等の維持管理費が増加したことによる増額補正であります。
次に、議案第71号平成25年度棚倉町霊園整備事業特別会計補正予算についてでありすが、墓地の新規貸付け及び維持管理等に伴う所要額の増額補正であります。
次に、議案第72号平成25年度棚倉町上水道事業会計補正予算についてでありますが、
収益的収入及び支出において、電気料金の値上がりに伴う動力費等維持管理経費の増額補
正であります。
次に、議案第73号職員の給与の特例に関する条例の制定についてでありますが、国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律に基づく国家公務員の給与減額支給措置を踏まえ、各地方公共団体へは、速やかに国に準じて必要な措置を講ずるよう再三にわたり要請されているところであり、10月1日現在で見ますと、全国では、73.3パーセントが給与減額の方向でありますが、県内においては、まだ、52.5パーセントの給与減額の方向であり、国からは、福島県の取組みが遅いとの指摘を受けております。
このため、地方公務員法及び臨時特例法の主旨を踏まえ、本町においてもその姿勢を示す必要があり、自主的かつ適切に対応しなければならないと考えており、今回の提案は、職員の給与について、削減期間をさらに短縮し実施するものであり、来年1月から3月までの3ヵ月間、職員平均4.2パーセントの給与減額をしようとするものであります。
次に、議案第74号棚倉町税条例の一部を改正する条例についてでありますが、個人住民税の公的年金等からの特別徴収制度について、公的年金受給者の納税の便宜や市町村における徴収事務の効率化の観点から、年間の徴収税額の平準化を図るための特別徴収税額の見直し等が行われたことによるものであります。
次に、議案第75号棚倉町国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてでありますが、地方税法の一部改正に伴う改正であり、主な理由としましては、上場株式等に係る配当所得等の対象として、特定公社債の利子が追加されたことや、株式等に係る譲渡所得等を一般株式等に係る譲渡所得と上場株式等に係る譲渡所得に分離課税を改めたことなど、課税の特例関係の改正等が行われたことによるものであります。
次に、議案第76号地方税法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関す.る条例の制定についてでありますが、平成25年3月30日に公布された地方税法の一部を改正する法律による地方税法の改正に伴い、地方自治法第231条の3第2項の規定に基づく延滞金のほか、延滞金の徴収に係る規定が個別法に置かれており、それぞれに関係する条例について、延滞金及び還付加算金の割合を見直し、一括して改正するものであります。
次に、議案第77号棚倉町下水道条例の一部を改正する条例、議案第78号棚倉町農業集落排水施設条例の一部を改正する条例、議案第79号棚倉町上水道布設工事分担金徴収条例の一部を改正する条例及び議案第80号棚倉町上水道給水条例の一部を改正する条例についてでありますが、主な改正内容は、平成26年4月1日から消費税の税率が現行の5パーセントから8パーセントへと引き上げられることに伴い、水道料金等について、それぞれ8パーセントの消費税を転嫁した料金に改定しようとするものであります。
また、今回の消費税の転嫁に伴う料金改定にあたりましては、棚倉町水道委員会及び棚倉町下水道事業運営審議会を開催し、それぞれ消費税の転嫁について妥当であるとの協議結果並びに答申を得ておりますのでご報告いたします。
次に、議案第81号八溝山周辺地域定住自立圏の形成に関する協定の締結についてでありますが、栃木県大田原市を中心市として、棚倉町、塙町、矢祭町、栃木県那須塩原市、那須町、那珂川町及び茨城県大子町の8市町による定住自立圏形成にあたり、本町と大田原市が締結する定住自立圏の形成に関する協定書について、地方自治法第96条第2項の規定による議会の議決すべき事件を定める条例に基づき、議会の議決を求めようとするものであります。
次に、議案第82号棚倉町総合体育館耐震補強改修工事請負変更契約締結についてでありますが、4月より仮設工事を行い、躯体を解体してまいりましたが、2階柔剣道場の床・コンクリートから、雨水が1階卓球場内の床に回りこみ、歪みが生じてきたことから張替えが必要となりました。また、躯体の中に配管されておりました鋼管の給水管についても、経年劣化により腐食が激しく漏水する危険があることから更新をする必要が生じたため、
工事請負契約の変更をしようとするものであります。
以上が提出議案の概要でありますが、議案の詳細につきましては主管課長より説明させますので、慎重御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げまして提出議案の説明といたします。
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