今日は鶴ヶ城本丸内において「往時の天守閣再現事業」完成記念式典を開催致しました。私は主催者としてご挨拶を申し上げて参りました。
鶴ヶ城天守閣は明治7年に取り壊されてより90年あまりの歳月を経た昭和40年9月17日再びその優美な姿を復活させました。そうしたなか、40年以上、雪深い会津の地で風雪に耐えてきたこの天守閣も老朽化による屋根や外壁などのひび割れや破損が著しいことから昨年の春から再建以来初となる大規模な瓦の葺き替えや外壁の改修工事を進めて参りました。平成13年に復元した干飯櫓・南走長家と同様の赤瓦を用いる事で史跡若松城跡内の建物全てが江戸時代末期の姿に統一されたところであります。白虎隊士も眺めたであろう幕末の鶴ヶ城をより印象づけるものとなりました。今回の改修工事により現存する天守閣のなかでは全国で唯一の赤瓦の天守閣が誕生したところであります。
これを契機に元気な会津を取り戻すべく、観光振興の更なる推進に努めて参ります。
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「往時の天守閣再現事業」完成記念式典を開催
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