大体、私はマイノリティの考え方なのですが、そもそも日本の最高裁の違憲判決自体がおかしいと思います。もちろん米国のように格差70倍の上院議員制度がいいというわけではありません。しかし、上院を人口比率で定数を決めるすれば、議員は大都市選出ばかりとなり、米国各州の自然保護や環境その他の地域特有の課題も全て大都市目線で政策が進むでしょう。国連決議もそうです。人口に合わせ、投票権を各国に按分すれば、中南米やアフリカの小国の未来も、中国、インド、アメリカ等の人口大国目線で決められていく可能性が高くなります。わが国も、郡部、特に山間部の人口は著しく減少しており、そうした地域の生の声は地方議会ですら反映されにくくなっています。私が問題にしたいのはそうした議論以上にどこの誰が、1:1.9はよくて1:2.43はダメと決められるのでしょうか。一票の重みを本当に是とするのなら(私は違いますが)、子供でも外国人でも理解できる、限りなく1:1に近づけるべきを主張すべきだと思います。
※この記事は、下記URLと重複しています。ご了承ください。
「一票の格差違憲について(http://www.election.ne.jp/planner/94616.html)」
「一票の格差違憲について(http://www.election.ne.jp/planner/94616.html)」